体内時計が乱れると、体に何が起きるか
私たちの体には、約24時間周期の体内時計が備わっていて、光・食事・睡眠のタイミングで調整されています。夜に働き昼に眠る生活は、この「光と活動のリズム」を本来と逆にするため、体内時計が乱れます。
その影響は、睡眠だけにとどまりません。夜勤を模した実験では、連続する夜勤が、ストレスホルモンであるコルチゾールの分泌リズムをずらし、夜間の食事がその乱れをさらに強めることが示されています(Sleep, 2026)。コルチゾールは代謝や免疫にも関わるため、リズムの乱れは、太りやすさや体調の崩れにつながりやすい。シフト勤務者が生活習慣病のリスクを抱えやすいのは、こうした背景があります。
運動は、乱れたリズムを整える助けになる
では、運動はこの乱れに効くのか。答えは「条件つきでイエス」です。
シフト勤務者を対象にしたランダム化試験をまとめた2026年のレビューでは、構造化した運動(有酸素・複合運動など)を行った10件の研究のうち8件で、睡眠の質・総睡眠時間・睡眠効率のいずれかが改善しました。一部では、日中の眠気や反応の速さ、短期記憶の改善も見られています。そして重要なのは、その背景にある仕組みとして、体内時計のずれを整える(概日位相のシフト)、自律神経のバランス(心拍変動)を改善する、炎症を抑えることが示唆された点です(Frontiers in Public Health, 2026)。
運動は、睡眠薬のように眠らせるのではなく、乱れた時計の針を、正しい方向へ少し押し戻すイメージです。とくに、運動を勤務後に行ったり、職場で指導つきで行ったりした場合に、効果が出やすいとされています。
さらに、栄養と休養だけでは足りないことも示されています。夜勤の看護師を対象に、運動なしで栄養と休息だけを整えた研究では、内臓脂肪はわずかに改善したものの、代謝の広い乱れを戻すには不十分でした(Nutrients, 2025)。食事・休養に運動を足してこそ、という結論です。
新宿のシフト勤務で、リズムを整える工夫
研究が示すことを、不規則な勤務のなかで使える形にします。
| 乱れやすいもの | 運動・生活でできること |
|---|
| 睡眠の質・寝つき | 勤務後〜就寝の数時間前までに運動を済ませる |
| 体内時計のずれ | 起きる時間をなるべく一定に・朝(活動前)に光を浴びる |
| 代謝・太りやすさ | 深夜の食事を軽く・有酸素と筋トレを習慣に |
| 自律神経・気分 | 中強度の運動でHRVを整える・追い込みすぎない |
ポイントは3つです。①運動は寝る直前を避ける(就寝直前の高強度運動は、かえって寝つきを妨げます)。②起床時間をできる範囲で一定に保ち、活動前に光を浴びる(体内時計のアンカーになります)。③深夜の重い食事を避ける(夜食はコルチゾールの乱れを強めます)。運動の時間帯の考え方は運動は朝と夜どっちがいい?、眠りの質を上げる運動はピラティスで睡眠の質を改善も参考にどうぞ。
シフトで運動の間隔が乱れるのは当然です。西新宿店の現場でも、勤務が不規則な方には「入れられる週に集中して入れる」「勤務明けはピラティスやストレッチで整える日にする」といった、体調に合わせた組み方をおすすめしています。不規則な生活で運動をどう続けるかは、出張が多い人のトレーニングの考え方も近いので参考になります。
正直に:運動は万能ではない
ここは誠実に。シフト勤務の負担を、運動だけで帳消しにはできません。
まず、この分野の研究はまだ発展途上で、先ほどのレビューも、多くの研究に方法上のバイアスがあり、勤務の不規則さゆえに運動を続けること自体が難しい、と正直に述べています(前掲)。効果には個人差があり、朝型・夜型(クロノタイプ)によっても最適なタイミングは変わります。
そして、強い不眠が続く、日中に耐えがたい眠気がある、気分の落ち込みが長引く、動悸や体調不良が続く場合は、運動より先に医療機関への相談が必要です。睡眠時無呼吸やうつ、その他の疾患が隠れていることもあります。運動は、規則的な睡眠・光・食事の管理と組み合わせてこそ効く、土台のひとつ。それ以上でも以下でもない、というのが正直なところです。
新宿で、不規則な毎日でも整う体をつくる
RESIST西新宿店は、新宿駅から徒歩15分・都庁前駅から徒歩10分。毎日08:00〜22:00で営業し、当日予約にも対応できる、完全マンツーマンのパーソナルジム&ピラティスです。
シフトワーカーにとって、決まった曜日・時間に通うのは難しい。だからこそ、その日の勤務と体調に合わせて予約でき、きつい日はマシンピラティスやストレッチで整える日に切り替えられる環境が向いています。追い込む日と整える日を選びながら、乱れがちなリズムに運動という錨を打つ。通い放題だから、入れられる週にまとめて、が無理なくできます。
まずは無料体験から、あなたの勤務パターンに合った運動の入れ方を一緒に考えましょう。無理な勧誘は一切ありません。店舗の詳細・予約はこちら。
よくある質問(FAQ)
Q. 夜勤明け、運動していいですか?それとも寝るべき?
A. まずは睡眠を優先してください。強い眠気があるなら、無理に運動せず眠るのが先です。運動を入れるなら、睡眠をとった後や勤務後の早い時間帯に、中強度で。就寝直前の激しい運動は寝つきを妨げるので避けます。「眠る前に軽く整える」ならストレッチやピラティスがおすすめです。
Q. 運動でシフト勤務のリズムの乱れは、本当に良くなりますか?
A. 助けにはなります。シフト勤務者の研究のまとめでは、多くで睡眠の質が改善し、体内時計のずれや自律神経を整える働きも示されました。ただし効果には個人差があり、研究にも限界があります。運動だけで解決するのではなく、規則的な起床・光・食事の管理と組み合わせることが大切です。
Q. 不規則で、決まった時間に通えません。それでも続けられますか?
A. はい。RESISTは当日予約に対応し、営業も朝8時から夜22時までなので、勤務に合わせて入れられます。シフトが読みにくい方には「入れられる週に集中して通う」「勤務明けは整える日にする」といった柔軟な組み方をおすすめしています。決まった曜日に通えなくても、続けられる設計です。
Q. 太りやすくなった気がします。運動と食事、どちらを優先すべき?
A. 両方ですが、シフト勤務では「食べるタイミング」も重要です。深夜の重い食事は体内時計とホルモンの乱れを強めます。運動(有酸素+筋トレ)で代謝の土台をつくりつつ、深夜の食事を軽くする。研究でも、栄養・休養だけでは不十分で、運動を足すことが有効とされています。まずは動く習慣と、夜食を軽くすることから。
参考文献