カロリーが同じなら、ジャンクフードとヘルシー食は同じ結果になるのか?

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2026/5/31 20:01

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2026/5/31

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執筆者:

石岡大輔 | Daisuke Ishioka

(パーソナルトレーナー)

カロリーを管理して頑張っているのに、なんだかうまくいかない。そんな経験はありませんか。

ファストフードで済ませた日は罪悪感があるし、かといって毎日サラダチキンだけも続かない。「ダイエット中は、カロリーさえ同じなら結果も同じでしょ?」と思ったことがある方も多いと思います。

結論から言うと、同じカロリーのつもりでも、結果は完全には一緒になりません。むしろジャンクフードは、同じだけ食べているつもりでも太りやすい方向に働きます。

この記事では、なぜジャンクフードが太りやすいのか、そして「やめる」のではなく「どう付き合うか」という視点で、明日から使える選び方の基準が手に入ります。

カロリーは正しい。でも「同じカロリー=同じ結果」にはならない

まず大前提として、カロリー収支がダイエットの基本であることは事実です。消費より多く食べれば体重は増えるし、少なければ減る。この原則は揺るぎません。

ただ、その上で「同じカロリーでも差が出る」というデータが、近年しっかり積み上がってきています。

なお、研究の世界では、ジャンクフードやファストフードのような高度に加工された食品を「超加工食品」と呼びます。以下では両方の言葉が出てきますが、ほぼ同じものを指していると考えてください。

2025年に発表された研究では、過体重〜肥満の成人を対象に、どちらも国の健康的な食事ガイドラインに沿った「①低加工な食事」と「②超加工食品中心の食事」を、それぞれ自由に食べてよい条件で8週間ずつ続けて比較しました。

すると、どちらの食事でも体重は減ったものの、①低加工な食事のほうが体重の減りが大きく、血糖や脂質などの数値の改善も大きい傾向が報告されました。

要するに、同じ「体にいい食事」でも、ジャンクなタイプ(加工度が高い食品)が多いほうが体重が減りにくく、体にいい変化も出にくかった、ということです。

ポイントは2つあります。1つは、同じ「健康的なガイドラインに沿った食事」でも、加工度が高いだけで結果に差が出たこと。

もう1つは、その差が「自由に食べてよい条件」で生まれたこと、つまり加工度が高い食品では自然と食べ方そのものが変わってしまう、ということです。

カロリーは依然として重要です。でも「何をどれだけ食べたか」だけでなく、「その食品がどう加工・設計されているか」が体の反応に影響する。これが今の研究の着地点です。

なぜジャンクフードは「食べすぎてしまう」のか

「意志が弱いからついつい食べすぎた」と感じたことはありませんか。実はそれ、あなたのせいだけではないかもしれません。

2019年にアメリカ国立衛生研究所(NIH)が実施した入院型のランダム化比較試験では、参加者に超加工食品中心の食事と、最小限の加工だけの食事を、それぞれ「好きなだけ食べていい」条件で出しました。

提供したカロリーや栄養バランスは両者で揃えてあったにもかかわらず、超加工食品の期間は1日あたり平均で約500kcal(おにぎり約3個分)多く食べてしまい、体重も増えました。同じ「自由に食べていい」条件で、これだけの差が出たのです。

食べすぎてしまう理由は、大きく2つあります。

1つは、食品の「設計」です。

ジャンクフードの多くは、柔らかく・飲み込みやすく・次の一口を促すように、食感や味が作られています。よく噛まないまま食べられるので食べるスピードが速く、胃や腸が「もう十分」という信号を出す前に、どんどん食べ進めてしまう。同じ栄養素の比率でも、加工度が高いほど食べすぎやすくなることが示されています。

もう1つは、「栄養の少なさ」です。

ジャンクフードは、カロリーが高いわりに、たんぱく質・食物繊維・ビタミン・ミネラルが乏しい。いわゆるエンプティカロリーになりがちです。エネルギー(糖質・脂質)だけはしっかり入ってくるのに、体が必要とする栄養は足りていない、という状態になります。

やっかいなのは、満腹感を強く支えているのが、まさにそのたんぱく質や食物繊維だという点です。これらが足りないと、カロリー自体は十分に摂っていても、体は「まだ栄養が足りない」と感じやすく、「お腹が空いた」というサインを出し続けると考えられています。

お腹は満たしても、カラダの栄養は満たされていない。だから「さっき食べたのに、またすぐ食べたくなる」が起きやすいのです。

要するに、ジャンクフードは、カロリーだけ高くて、栄養はスカスカなので、体は栄養が足りないと感じるので、食べてもまたすぐお腹が空いてしまう、ということです。

「食べ終わったのに、すぐお腹が空く」という感覚は、気のせいでも意志の問題でもなく、食品のつくりや、食感の作られ方と、栄養の少なさが、空腹という反応を引き起こしている可能性があります。

体重計の数字に出ない違いもある

太りやすさだけでなく、体の中でも別の変化が起きています。前述の2025年の試験では、低加工食品の食事のほうが、血糖や脂質などの数値が改善しやすい傾向が報告されました。

また、近年の研究では、体重計の数字以外に、血液の中でも差が出ているということも報告されています。

さらに、食事の質は内臓脂肪や肝臓の脂肪のつき方にも関わる可能性があります。脂肪肝の人を対象とした研究では、食物繊維やオメガ3系の食品、加工度の低いホールフードを中心とした食事が、体重を大きく減らさなくても代謝の状態に関与しうると報告されています。

一般の人にそのまま当てはまるとは限りませんが、「カロリー以外の要素」が体の内側に影響する一例として参考になります。

つまり、食べるものの「質」によって、体重計の数字が同じでも、血液の状態やお腹まわりの脂肪のつき方など、「見えないところ」には差が出る、ということです。

また、夕方になると異様に眠くなるや、お通じが不安定といった体感は、血糖の変動や腸内環境との関係が指摘されています。

なお、こうした不調が長く続く場合は、食事以外に原因が隠れていることもあるので、気になる症状が改善しないときは、自己判断で抱え込まず、医療機関に相談してください。

「ジャンクフード=悪」ではない。

ここまで読むと「じゃあジャンクフードは全部ダメなのか」と思うかもしれません。そうではありません。完璧にやる必要はない、というのもまたデータが支持しています。

高齢者を対象とした別のクロスオーバー研究(副次的な解析)では、加工度の低い食事による代謝面の良い変化が、肉食でも菜食でも同じように見られたと報告されています。特定の食事法を厳格に守る必要はなく、「加工度の高い食品を減らす方向」という軸さえあれば、食の好みは自由でいい、ということです。

さらに、植物ベースの低脂肪食と、動物ベースのケトジェニック食という正反対の食事法でも、それぞれ違う仕組みで自然に食べる量が減るパターンが観察されており、マクロ栄養素の比率だけでなく、食品の加工度や栄養密度が食べる量に影響する可能性が示唆されています。

つまり、肉食でも菜食でも、糖質オフでも脂質オフでも、やり方は何でもいい。「加工度の高い食品を減らす」という方向さえ合っていれば大丈夫、ということです。

感覚的には、最初は7:3くらいを目指して調整できれば十分だと思います。10食のうち3食がジャンク系でも、残りの7食の質を少し上げるだけで、体への影響は全然変わってきます!

忙しい日常で「食品の質」を少しだけ上げる選び方

難しい計算は要りません。場面ごとに、見るポイントだけ押さえます。

原材料の「数」でざっくり眺める

材料の種類が少なく、読めない添加物の名前が少ないほど、加工度が低い目安になります。全部を確認しなくていいので、「あ、これ材料すごく少ない」という感覚を育てるのが出発点です。

コンビニでの選び方

おにぎり+ゆで卵と、菓子パン+スナック菓子。カロリーが近くても、前者のほうが噛む回数が多く、タンパク質と食物繊維があるぶん、満腹感が長続きしやすい傾向があります。夕方に「また何か食べたい」と感じるまでの時間が変わるか、自分の体で試すのが一番わかりやすい確認方法です。

ファストフードでの選び方

バーガーをゼロにするより、サイドをポテトからサラダかスープに変えるだけでも、食物繊維と噛む量が変わります。コストも時間もほぼ同じなのに、食後の体感が少し違ってくる可能性があります。

「一品追加」という考え方

野菜やポリフェノールが豊富な地中海食パターンが、内臓脂肪の減少と関連したという報告もあります。単一の成分で効くというより、食事全体の質が底上げされることが大事、というニュアンスです。大幅な食事改革ではなく、コンビニのナッツや豆入りスープを一品足すだけでも、その方向に近づきます。

週に何食か、小さく試す

「今週のランチ3食のうち1食を変えてみる」くらいの単位なら、プレッシャーなく始められます。完璧に続けることより、「違いを感じる体験」を積み重ねることが最初のステップです。

カロリーの次は、食品の質も大切!

冒頭にもお伝えしましたが、カロリーは前提として大事です。でも同じカロリーのつもりでも、ジャンクフードは「気づかないうちに食べすぎてしまう」設計のために太りやすく、さらに体の中の反応にも差が出ることを、データは示しています。

大事なのは「ジャンクフードは悪」と断じることではなく、「食べすぎやすく作られている食品を知っておく」こと。そして「全部変えなくていいから、少しずつ選択肢を広げる」こと。その食事の質を少し意識するだけで、同じカロリー管理の努力が、より体の変化につながりやすくなります。

今日から試せる「食品の質チェック」3ステップ

① コンビニで何か買うとき、原材料欄の文字数をざっくり眺めてみる。

② 1食だけ、いつものジャンク系をコンビニの蒸し鶏サラダ+おにぎりに置き換えて、2〜3時間後の満腹感の違いを確かめてみる。

③ 1週間のうち1食だけ、野菜・豆・ナッツを一品追加してみる。

完璧にやる必要はなく、違いを自分の体で感じることが、最初のゴールです。

出典

  1. Ultraprocessed or minimally processed diets following healthy dietary guidelines on weight and cardiometabolic health: a randomized, crossover trial — Nature Medicine (2025) https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/40760353/

  2. Ultra-Processed Diets Cause Excess Calorie Intake and Weight Gain: An Inpatient Randomized Controlled Trial of Ad Libitum Food Intake — Cell Metabolism (2019) https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/31105044/

  3. Impacts of minimally-processed omnivorous vs lacto-ovo-vegetarian diets on insulin sensitivity, lipid profile, and adiposity in older adults: Secondary findings from a randomized crossover feeding trial — Clinical Nutrition (2025) https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/41202666/

  4. Dietary Composition Independent of Weight Loss in the Management of Non-Alcoholic Fatty Liver Disease — Nutrients (2017) https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/28933748/

  5. Effect of a plant-based, low-fat diet versus an animal-based, ketogenic diet on ad libitum energy intake — Nature Medicine (2021) https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33479499/

  6. The effect of high-polyphenol Mediterranean diet on visceral adiposity: the DIRECT PLUS randomized controlled trial — BMC Medicine (2022) https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/36175997/

最後に|私たちRESISTについて

私たちパーソナルジム&ピラティス RESISTは、
「すべての人に、運動という“日常”を。」
をコンセプトに掲げ、運動の民主化を目指しているパーソナルジムです。

「パーソナルジムは敷居が高そう」
「忙しくて運動する時間が取れない」
「始めても続けられる自信がない」

そんな“運動を続けるうえでの壁”を、
仕組みとテクノロジー、そして何より人の温かさで壊していきたい。それが、RESISTの考え方です。

RESISTの特徴は、
完全個室でのマンツーマントレーニングを、通い放題で受けられること。

しかも、ただ筋トレをするだけではなく、

  • 筋力トレーニング

  • ピラティス

  • ストレッチ

を、その日の身体の状態や目的に合わせて組み合わせながら受けられる、オールインワン型のパーソナルジムです。

「身体を引き締めたい」
「姿勢を整えたい」
「肩こりや腰まわりの不調をケアしたい」
「運動不足を解消したい」
「無理なく続けられる習慣をつくりたい」

そんな一人ひとりに合わせて、完全個室の落ち着いた空間で、トレーナーがマンツーマンでサポートします。

さらにRESISTは、通いやすさにもこだわっています。

  • 通い放題だから、自分のペースで継続しやすい

  • 当日予約も可能だから、予定の合間にも通いやすい

  • レンタルウェア無料だから、手ぶらで通える

  • 荷物の準備がいらないので、仕事帰りやスキマ時間にも通いやすい

「ジムに行くまでの準備が面倒で続かない」
「忙しくて事前に細かく予定を組みにくい」

そんな方でも、できるだけ無理なく運動を日常に取り入れられるように設計しています。

RESISTが届けたいのは、短期的な変化だけではありません。

一時的に頑張る運動ではなく、日常の中に自然と続いていく運動習慣です。

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そんな方は、ぜひ一度RESISTにご相談ください。

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この記事を書いた人

石岡大輔 | Daisuke Ishioka

RESIST西新宿店 代表トレーナー

全日本学生ボディービル 20位入賞

トレーニング歴8年

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